疲れる怒り

一生懸命、感情を抑え込もうとしていた。
自分の立場をわきまえて。
それが、どんなに辛いことでも
ワタシは恋人でも彼女でもないんだから。

でも、ナツやみんながムリするなと言ってくれた。
今のワタシでも認めてくれた。
ワタシの気持ちを受け入れてくれてる気がして
とてもうれしかった。

なのに。

ワタシが変わらなきゃと苦しんでいるのを
手をたたいて喜んでいるバカがいた。
自分の大切な人の悩み苦しむ顔を見たくないからって
ワタシの悲しみを汲み取ろうとさえしないヤツが。


変わりたくて変わりたかったわけじゃない。
自分を殺すことがそんなに素晴らしいことなのか。
ついた傷を隠し通すことが美徳なのか。
ウソの人生に送る価値なんてあるのか。
裏切りを認める辛さがあなたに分かるのか。

その辛さの根源にある人が、軽々しく
「変わろうと思えることは素敵だ」なんて言わないでほしい。
あなたに言う権利なんてない。


また、これも
「おねいちゃんだから」
我慢しなきゃイケナインデスカ？

小さい子は泣かせたくないけど
　ワタシナライインデスカ？

やっぱりワタシの感情なんて邪魔デスカ？
でもそんな、あなたの都合よくなんていかないよ。

だからって感情を出して直接言っても
わざわざ電話で言い争わなきゃいけないし
後味悪いだけだし、面倒だし。

そんなわけで、気付けば感情なんて押し殺して
なにも考えたくない病。なにもしたくない。
いわば無気力症候群。
どっちになることも体全体で拒否しているみたい。
自分の傷は見えてないふり。
このままずっと寝ていたいや。


自分で作った不信感を、あなたは見えてますか？


こんなこと言いたくないから引きこもってたのに。
だから思考なんて止めていたかったのに。

表へ出ろと言ったのはあなたよ？